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2016-02-20(Sat)

中国地方の旅・広島県: 安芸尾道 「尾道の歴史的背景と越智氏伝承」 



 中国地方の旅・広島県: 安芸尾道 「尾道の歴史的背景と越智氏伝承」   、




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尾道は、越智氏にまつわる伝承の地・・、

越智氏は、大三島・大山祇神社を奉祭してきた氏・豪族であり、今も地名として伊予・今治の半島(地図で見ると北に突き出した高縄半島)は「越智郡」と称している。

大山祇神社は、愛媛県越智郡大三島町宮浦に属している。 
又、松山市の東南部に越智町があり、ここにも小さな社であるが「大山祇神社」を御祭りしている。 
土佐の高知にも「越知町」がある。

又、広島県尾道市近辺(三原・福山・瀬戸内島域部)には村上、三島という苗字の家がやたらと多いという。 
越智、土居、河野という苗字も結構ある。 これらの苗字の発生源が古代豪族「越智氏」であるといわれる。


越智は元々、「小千」、「小市」、「乎千」などとも記され国造家(古代豪族)に端を発するらしく、物部氏(渡来人)が越智氏の元祖であるという説もある。 
「おち」という言葉は4世紀頃から史料に登場する。 
大和朝廷の配下として小市(おち)氏が登場し、国造(くにのみやつこ)に任じられている。 小市は越智氏の祖といい、国司や郡司に命じられ、大三島宮司の祝氏、水軍を興す河野氏や土居氏などが同じ越智氏の系統から出ている。 


越智氏は朝鮮半島との深い関わりがあるともいわれ、中国の「越」(えつ)の国にも関わりがあるといわれている。 
日本列島には中国江南の越人(えつじん)が朝鮮半島南部を経て到来し、稲・青銅器を中心とした弥生文化を伝えたものといわれる。 
その意味で、「越」の地名が日本列島にあっても特に不思議ではなく、現に、古代・北陸地方は「越の国」といわれるのは周知である。 

「越」が、越人に由来するかどうかは疑問もあるが、古志、高志と言う地名は存在する。 おそらく、「エツ、コシ」という呼称は異音同義で、新潟地震で有名になった越後の国に、「山古志村」というのは記憶にあたらしい。




尾道の歴史的背景と越智氏伝承


北陸の地、加賀・越前の白山信仰の開創、泰澄大師(たいちょう たいし:奈良期の越前の高僧・越の大徳といわれる)は越前の越知山で修行したとされ、当山に鎮座している越知神社は越知山三所権現、つまり伊弉諾尊、大山祇神(伊弉諾尊の子)、火産霊神(火之迦具土神:伊弉諾尊の子、大山祇神の兄弟神)が祀られているという。 
伊予の大山祇神社や越智氏などと、何らかの関連があるのではないかと言われる所以である。


白山信仰は、古代には“シラヤマ”と呼ばれていたようで、朝鮮半島の新羅(しらぎ)の山にも通じるといわれる。 
古代北陸・「越の国」(こしのくに)は、日本海からの渡来人達の技術集団が多く移住し住んでいたようであり、弥生期における大陸文化が大きく華開いた地域でもあって、各地にその足跡や痕跡、遺跡が多く残されている。


第26代天皇・継体天皇(けいたいてんのう)は北陸・越前から来たとされ、「越の国」の技術や財力が継体天皇をして中央政権に進出させたのではないかともいわれる。 
更に、継体天皇を通じて瀬戸内、四国地方へ「越人」(こしじん)達が中央から派遣されたことは容易に想像できる。 
その結果、伊予の越智や土佐にも高岡郡越知町など「越の国」に符合する地名、人名になったとするには当然の希有かもしれないのである。

伊予の国の高縄半島の東側、今の今治を中心として小市国造(おちのくにのみやっこ)という集団がおおきな勢力をもっていたことは先に記したが、この小市国造は、物部氏(渡来人)と同じ祖といわれ、後世、「越智」と記されてる。 
越智は、「越」で元はこの一字であり、「オ」は尾っぽのような細いもので、「チ」は土地の地になり、「尾道」はオチの道であり、越智の道であったとも言われる。

中国江南の越人が朝鮮半島を経て、北陸へ渡り、中央政権を経て瀬戸内、四国へ伝わった、所謂、越智の祖の「北陸ルート」とも考えられる。 
彼らは、「越の国」(中国江南であり、北陸地方でもある)の航海や船の建造技術、鉄生産などの技術を伝えたのではないかとも考えられ、これが後の世の造船技術や村上水軍に繋がったとも思われるが・・?。


引き続き「大三島」

  
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2016-02-19(Fri)

中国地方の旅・広島県: 安芸尾道 「尾道の街」 





 中国地方の旅・広島県: 安芸尾道 「尾道の街」   、




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尾道の市街と新尾道大橋(右は向島)



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尾道は、「坂の町」、「石畳の町」としても知られるが・・、

中国自動車道で岡山から一気に広島県の尾道までやってきてしまった。 そして再び、新尾道大橋まで戻って来た。 
正面に見えている尾道海峡(正式には対岸の向島との間はその狭さから尾道水道と呼ばれる)沿いに尾道の市街が橋の下から海岸に沿うように延びていて美観を呈している。 

海岸の後背部は「坂の町」と言われるとおり、傾斜の大きい丘陵地に居宅が密集していて、この独特の雰囲気が尾道を演出している。
この狭い平坦地に山陽本線、国道2号線、そして四国を結ぶ「しまなみ海道」が開通し、瀬戸内の十字路、交通の要衝として更に活気を帯びているという。 


しかし元来、尾道は瀬戸内の海洋、海路、造船で栄えた町である。
瀬戸内海を堰のようにしている大小の島々は、その間を流れる海流は速く、船の往来も難儀した。
尾道水道は、その点地理的に見ても川のような狭い海域ではあるが比較的穏やかな様相である。
瀬戸内海の中央に位置することも手伝って、尾道は自然の良港を形作った。

その開港の歴史は古く、平安期には対明貿易や北前船、内海航行船の寄港地として、又、内陸からの荘園米の積み出し港となって中世、近世を通じて繁栄をとげている。 
北前船が開発された江戸時代には、尾道の港は日本海と瀬戸内海を通って北海道と大阪を結ぶ西回り航路の寄港地として全国から様々な物資の集積港として大いに繁栄したという。
廻船問屋が立ち並び、活況を呈する港には各時代の豪商を生み、多くの寺社仏閣の寄進造営が行われたとされる。 




http://photo1.ganref.jp/photo/0/692ccb92474db3da30258bcc19ab5e69/thumb5.jpg
坂の街・尾道


尾道は全国でも有数のお寺の町でもあり、重要無形文化財指定の古寺が凡そ40社寺も存在するという。いたる所に存在する仏堂社殿は、おのずと美しい自然環境を生み、歴史を凝縮した景観を創り出す。
尾道は往古近年、歴史の町、寺の町、坂の町として文人貴人の足跡を留めるところともなり、観光都市ともいえる所以となっている。

志賀直哉は、この地で「暗夜行路」を書き、「放浪記」の作者、林芙美子は尾道の女学校に通つた。 また、小津安二郎監督の「東京物語」や大林宣彦(尾道出身)監督の尾道三部作(「転校生」、「時をかける少女」、「さびしんぼう」)・新尾道三部作(「ふたり」、「あした」、「あの、夏の日」)などにより、映画の街としても有名になった。

文士・詩人の足跡をたどって回る「文学コース」や市内約2キロにわたって点在するお寺を巡る「古寺めぐり」と、お楽しみが揃っている尾道は、一方では「坂の町」、「石畳の町」としても知られる。



坂の町のエピソード
普通、雨を憎むのが一般旅行者であるが尾道に限って、濡れる石畳や階段、狭い道を流れゆく雨水は情緒たっぷりに感じられるという。 

だが地元に住む住人に言わせれば、実際の生活面での事情は困惑しているらしく、買い物1つするにも大変で、車は駐車場が必要不可欠であるが中々確保できない。
家を改修するにも材料を人手で運ぶ様で余計な費用がかかる。
坂道沿いには売り家、空き家などが山ほどあるらしいが売るに売れず、終いには「家、あげます」みたいな人もいるらしい。 

ここに家を買って住むにぁ、覚悟が必要だえ・・!」と御近所さんは洩らすという。 
美しい「」の生み出す街並みの中にも、それなりの現実の厳しい風が吹いているようである。 
それに人気の街だけに、値段もそこそことか・・、いやはや・・!!。


2010年9月27日から半年間にわたり、NHKで連続テレビ小説『てっぱん』が、現在放送されている。
広島県尾道市(向島)に生まれたヒロイン・「村上あかり」(瀧本美織)が尾道と大阪を舞台に、困難を乗り越えて大阪でお好み焼きの店を開店するという庶民派ホームドラマである。

次回は、「尾道の歴史的背景

  
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